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【Vol.24】IQ145!だいにぐるーぷリーダー岩田が嫉妬した作品たち

【Vol.24】IQ145!だいにぐるーぷリーダー岩田が嫉妬した作品たち

  企画・構成・脚本。だいにぐるーぷを作り上げる男、岩田涼太。 そんな彼が視聴者として感動し、インスピレーションを受け、そしてクリエイターとして嫉妬する作品はあるのだろうか? そんな質問に対して、岩田が挙げた作品は以下の3つであった。 1. 水曜日のダウンタウン 『名探偵津田ドッキリ』   2. ジェームズ・キャメロン 『アバター』 3. ディスカバリーチャンネル 『覆面ビリオネア』 数々の名作を手掛け我々に衝撃を与える岩田が、これらの作品にどのような嫉妬の感情、さらには尊敬の思いを抱くのか。  この記事を通して紐解いていこうと思う。 3作品の魅力ー ー挙げて頂いた作品に対して、どんなところに嫉妬しましたか? 岩田:水曜日のダウンタウンの『名探偵津田ドッキリ』から行くと、僕も視聴者として見て純粋にすごく面白かったっていうのもあるんです。けど僕らがやってる『樹海村』とか、『冤罪』みたいなああいう洗脳型のドッキリとよく似ていて。1人に対して長時間その世界にいざなう、みたいな。 だいにぐるーぷの洗脳型のドッキリ企画「樹海村」と「冤罪」 岩田:しかもそれに問題を解決しないと終わらないっていう脱出ゲーム的な要素が加わっていて最後のゴールもしっかり見えてて、これは本当に僕も思いつけたんじゃないかっていう悔しさがありますね。 岩田:でももし「だいに」でやるとしたら、多分演出の仕方がかなり違ってたなと思いますね。「だいに」の場合って樹海村、冤罪もそうだけど、水曜日のダウンタウンのようなメタっぽいことを一切言わず、本人目線でストーリーを追体験する、みたいな要素があるので、近いものを行ったとしてもだいにだったら全然違う感じになってたと思いますね。   岩田:類似するものを制作するとパクリみたいになってしまうためもうできないけれど、「魔王を倒すまでRPGの世界から抜け出せないドッキリ」というのは提案してみたいですね。 岩田:RPGの世界に行って村の中からとにかく魔王を倒さないとみたいなのは面白そうだなと思って。この記事を藤井健太郎さん(「水曜日のダウンタウン」演出)が見てくれて、僕に声が掛からないかなって思ってます(笑)。 ー『アバター』についてはいかがですか。 岩田:とにかくあの世界観の作り込み方がすごいなっていうのがやっぱりあります。僕の中でエンターテイメントって、一番重要な要素は何かって聞かれたら「世界観」って答えるぐらい世界観をすごい大事にしてて。映画に関わらずいろんな分野、何を作るにしてもエンターテイメントに世界観っていうのはすごく重要だと思っていて。 岩田:だから、世界観を惑星単位から作り出してるってことにすごさを覚えますね。しかもそれが、タイタニックを作った監督だからすごいっていうのもあって。いろんな作品を作っていく中で 「その系統も作れるのかい」みたいな。そこでもう嫉妬というか完全尊敬、ジェームズ・キャメロンに関しては尊敬が勝ちます。「すごいな」って思いますね。  「タイタニック」や「アバター」の監督を務めた『ジェームズ・キャメロン』...

【Vol.24】IQ145!だいにぐるーぷリーダー岩田が嫉妬した作品たち

  企画・構成・脚本。だいにぐるーぷを作り上げる男、岩田涼太。 そんな彼が視聴者として感動し、インスピレーションを受け、そしてクリエイターとして嫉妬する作品はあるのだろうか? そんな質問に対して、岩田が挙げた作品は以下の3つであった。 1. 水曜日のダウンタウン 『名探偵津田ドッキリ』   2. ジェームズ・キャメロン 『アバター』 3. ディスカバリーチャンネル 『覆面ビリオネア』 数々の名作を手掛け我々に衝撃を与える岩田が、これらの作品にどのような嫉妬の感情、さらには尊敬の思いを抱くのか。  この記事を通して紐解いていこうと思う。 3作品の魅力ー ー挙げて頂いた作品に対して、どんなところに嫉妬しましたか? 岩田:水曜日のダウンタウンの『名探偵津田ドッキリ』から行くと、僕も視聴者として見て純粋にすごく面白かったっていうのもあるんです。けど僕らがやってる『樹海村』とか、『冤罪』みたいなああいう洗脳型のドッキリとよく似ていて。1人に対して長時間その世界にいざなう、みたいな。 だいにぐるーぷの洗脳型のドッキリ企画「樹海村」と「冤罪」 岩田:しかもそれに問題を解決しないと終わらないっていう脱出ゲーム的な要素が加わっていて最後のゴールもしっかり見えてて、これは本当に僕も思いつけたんじゃないかっていう悔しさがありますね。 岩田:でももし「だいに」でやるとしたら、多分演出の仕方がかなり違ってたなと思いますね。「だいに」の場合って樹海村、冤罪もそうだけど、水曜日のダウンタウンのようなメタっぽいことを一切言わず、本人目線でストーリーを追体験する、みたいな要素があるので、近いものを行ったとしてもだいにだったら全然違う感じになってたと思いますね。   岩田:類似するものを制作するとパクリみたいになってしまうためもうできないけれど、「魔王を倒すまでRPGの世界から抜け出せないドッキリ」というのは提案してみたいですね。 岩田:RPGの世界に行って村の中からとにかく魔王を倒さないとみたいなのは面白そうだなと思って。この記事を藤井健太郎さん(「水曜日のダウンタウン」演出)が見てくれて、僕に声が掛からないかなって思ってます(笑)。 ー『アバター』についてはいかがですか。 岩田:とにかくあの世界観の作り込み方がすごいなっていうのがやっぱりあります。僕の中でエンターテイメントって、一番重要な要素は何かって聞かれたら「世界観」って答えるぐらい世界観をすごい大事にしてて。映画に関わらずいろんな分野、何を作るにしてもエンターテイメントに世界観っていうのはすごく重要だと思っていて。 岩田:だから、世界観を惑星単位から作り出してるってことにすごさを覚えますね。しかもそれが、タイタニックを作った監督だからすごいっていうのもあって。いろんな作品を作っていく中で 「その系統も作れるのかい」みたいな。そこでもう嫉妬というか完全尊敬、ジェームズ・キャメロンに関しては尊敬が勝ちます。「すごいな」って思いますね。  「タイタニック」や「アバター」の監督を務めた『ジェームズ・キャメロン』...