DEATH NOTEー
大場つぐみ原作・小畑健作画による漫画で、名前を書かれた人間か”死ぬ”ノートを拾った天才高校生・夜神月と、その行動を危険視する探偵Lの対立を軸に、緊張感あふれる心理戦が繰り広げられる作品である。
2006年に藤原竜也主演で実写映画化され、2015年にはテレビドラマ化、2016年には続編映画も公開され、国内外で多くのメディア展開がされている。


国内外での絶大な人気を誇るデスノート、今夏には新作のゲームも発表された。
(C)大場つぐみ・小畑健/集英社・日本テレビ
―2025年10月某日。
だいにぐるーぷのスタジオ前に、1冊の黒いノートが落ちていた。
表紙には「DEATH NOTE」の文字が。
ページを開くと、こう書かれていた——
“このノートに記載した、世の中の全てに蔓延る悪しき風習や、消し去りたいものは消える。”
最初にそれを見つけたのは西尾。

「はぁ!?どういうこと!?」と声を上げると、他のメンバーたちも興味津々で集まってくる。
だいにぐるーぷの悪しき風習を消し去るべく、ノートへの書き込みが始まった。
岩田涼太
ーだいにぐるーぷに蔓延る悪しき風習など、消し去りたいもの
「打ち上げの席で喫煙勢が一斉にタバコに消えること」
ー自分自身に対しての悪しき風習など、消し去りたいもの
「深夜のラーメン」
ー世の中に対して、悪しき習慣など断ち切りたい、消し去りたいもの
「書類・ハンコ文化」
土井谷誠一
ーだいにぐるーぷに蔓延る悪しき風習など、消し去りたいもの
「遅刻」
ー自分自身に対しての悪しき風習など、消し去りたいもの
「遅刻」
ー世の中に対して、悪しき習慣など断ち切りたい、消し去りたいもの
「自動車免許更新のビデオ視聴」
やってない僕に対して、飲酒運転や轢き逃げの恐ろしさを熱弁されてもなぁ・・・
飯野太一
ーだいにぐるーぷに蔓延る悪しき風習など、消し去りたいもの
「ホテルのシングルルームの課金など、撮影や上映会中に発生する謎の自腹全般」

サブチャンネル『宿をゲームで決めたら最悪の結末になりました』より
ー自分自身に対しての悪しき風習など、消し去りたいもの
「めっちゃ寝ちゃうこと」
ー世の中に対して、悪しき習慣など断ち切りたい、消し去りたいもの
「レジ袋有料・ゴミの分別・紙ストロー」
須藤祥
ーだいにぐるーぷに蔓延る悪しき風習など、消し去りたいもの
「スタジオがすぐ汚くなる」

サブチャンネル『怒涛の3月を終えたので近況報告します』より
ー自分自身に対しての悪しき風習など、消し去りたいもの
「去年の12月から続いてる脚の痛みを消し去りたい」
ー世の中に対して、悪しき習慣など断ち切りたい、消し去りたいもの
「いじめ、過剰なまでの叩き、戦争」
・・・
他のメンバーが冗談まじりにペンを走らせる中、
1人だけ、ページを見つめる時間がやけに長い男がいた。
西尾知之
ーだいにぐるーぷに蔓延る悪しき風習など、消し去りたいもの
「トイレットペーパーの未補充トイレマン」
死因:うんこをした後足を滑らせ、便器に頭から突っ込み、パニックと呼吸困難に陥り、後世に語り継がれるぐらいにド派手に小便をまき散らしながら心臓麻痺で死亡。
ー世の中に対して、悪しき習慣など断ち切りたい、消し去りたいもの
「芸能人不祥事言及正義感マン」
死因:芸能人の不祥事にコメントを残した際、言い過ぎてしまい誹謗中傷で開示請求をされ、職場や友人にもバラされてしまい、退職に追い込まれ友人関係をすべて切られ、天涯孤独の生涯を送りながら、うんこをした後足を滑らせ、便器に頭から突っ込み、パニックと呼吸困難に陥り、後世に語り継がれるぐらいにド派手に小便をまき散らしながら心臓麻痺で死亡。
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メンバー5人が書き終えたあと、静かに閉じられたノート。
翌日も、スタジオではいつものような日常が繰り広げられていた。
どうやら、デスノートは効かなかったらしい。
ただひとつ気になるのは、西尾のページだけやたらと“死因”が詳細に書かれていたこと。
その狂気じみた内容に、ノートの内容が当てはまるメンバーはおそらく、背筋が凍る思いをしたことだろう。
あなたの周りに黒いノートは落ちていませんか?