2024年初の上映会まで
一週間を切った。
以前配信された「【Vol.12】上映会のすゝめ|上映会事前レポート」では、新たに様々なアップデート内容が明かされた。
今回は事前レポートとして、主に各アップデート内容の進捗から上映会前のスタジオの雰囲気などに焦点を当て、だいにぐるーぷのスタッフであるイベント全体統括兼グッズ担当の大野 菜摘(以下:なつ)、主に経理・総務周りを担当している永徳 隼也(以下:じゅんや)の2人に話を聞いていく。
今回のインタビュイーの一人である大野 菜摘。
今回のインタビュイーの一人である永徳 隼也。
ー今週から2024年は初となる上映会がとうとう開催されるかと思います。上映会前のスタジオの雰囲気はどうですか?
なつ:上映会の直前=メインの編集を同時に行っているので、私とかじゅんやは上映会の準備にめちゃめちゃ追われてて、メンバーはメインの編集に追われてるみたいな状況です。どちらかといえば上映会の準備よりもメインの締め切りが早いんですよ。
なつ:なので、まずメンバーたち編集組がピリピリして、メインがやっと落ち着いたなっていうタイミングで私たちがピリピリしはじめます笑。
じゅんや:でも今回は今までの上映会より余裕をもって動けている感じがします。
ーどんな要素が今までと違ってそう感じるのでしょうか?
じゅんや:なんかもう肌感でしかないんですけど、睡眠時間がほぼもう全然なくて、オールで何か作業するみたいな、手を動かして何かやってるみたいなのが、今回そんななかったなって思って…今後生まれてくるかもしれないし、そう感じてるのは僕だけかも知れないんだけど笑。なつはどう?
なつ:私たちは上映会1週間前にピークを迎えるよね。台風が来る前のような感じでくることはわかっているけど、どれくらいの大きさかは予想しきれない部分がある。
なつ:ただ、上映会の数を重ねてきたこともあって、何のタスクが必要かっていうのはある程度はあらかじめ割り出せるようになったこともあるので、イレギュラーが起こらなければいけるなっていう自信はついてきました。
上映会
アップデートー
ー前回記事「【Vol.12】上映会のすゝめ」で発表されたアップデートの内容の進捗をお聞きできますでしょうか?
1 特設ショップについて
じゅんや:物販関連でいうと、元々やりたいねって話していた先行事前予約販売が、実際にお渡しするまでは至っていないですけど、ちゃんと予約ページも作って受け渡しのオペレーションもちゃんと組めていて、実現に向けては結構いいんじゃないですかね。
じゅんや:支払方法については、今回ついにPayPayが導入されます。これは以前から導入してほしいという声が多くて、直接的な金銭の受け渡しが発生しないので、お金周りのミスが減ったり、会計もスムーズになって、来てくださる方をできるだけ待たせないシステムができつつあるんじゃないかと思います。
特設ショップのお支払い方法リスト
じゅんや:なのでみなさんPayPayに最低10万入金でお願いします笑。
なつ:それってじゅんやのポケットマネーになるの笑?
じゅんや:やばいでしょそれ笑。
じゅんや:あとは整理券も作るみたいな…
なつ:これに関してはEVENT CREW※1の子たちとのミーティングで、上映会の1日の流れをイメージしてどこにスタッフを配置するかって考えたときに、こういう問題起きそうだよね、っていうリスク出しから決めた内容です。
なつ:そのときに話した課題が、グッズ欲しさに早く来てくださるお客様をいかに待たせすぎないかということでした。そこで導入されたのが“整理券制度”で、今回からちょっとチャレンジしてみよう、みたいな気持ちで導入するつもりです。
※1 EVENT CREW(イベントクルー):だいにぐるーぷのメンバーシップで行われているオンラインサロン「SALON CREW」のイベントチーム。
2 オフィシャルグッズについて
第11弾のオフィシャルグッズのラインナップ
なつ:今回、以前販売していたメンバーシップ限定盤Blu-rayに変わり、初回限定盤Blu-rayが発売されて、とにかく豪華になっちゃいます。
なつ:メンシプ限定盤だから、企画の何かに付随したものを作っておまけでつける形よりも、この初回限定盤を買えばだいにぐるーぷの今回の作品を網羅できるものを提供したい、っていう思いからフルセットみたいなものを作ってもいいんじゃないか、となって今回制作しました。
今回新たに販売されるBlu-rayの初回限定版
ー初回限定盤に変更された理由はなんですか?
なつ:一個一個が本当にこだわっていて、例えば中に作品資料集が入っていたりするんですけど、これって「商品として販売するのはどうなの?」って思っているものなんですけど、もうちょっと深いところに入っていきたいと思ってもらいたい、そしてそれを手にすることでより作品が面白いと感じてもらえればいいなって。
本作品の一場面が描かれたアクリルキーホルダー
なつ:あとはアクリルキーホルダーの要望が多かったんですけど、ブランディング的に出せないと言い切っていたんですよ。だけど「このセットの中になら入れてもいいよね」だったり、「より多くの人のニーズが叶えられればいいよね」ってなって今回の初回限定盤に封入されることになりました。
3 インチキくじ引きについて
新たな特設スポットとして行われる「飯野のインチキくじ引き」のラインナップ
ー1等が各企画の衣装になったり、18等がおみくじから缶バッジになったことが印象的でした。その経緯だったり理由をおしえていただけますでしょうか?
なつ:くじの特性上、18等がどうしても多くなる。より多くのお客様が満足するモノを提供したい。そうなったときにだいにあるあるなんですけど、自分が体験したことから要素をうまく抜き出すっていうことが多くて…ちょうど少し前にカイジ展にいったんですよ。
メンバーシップ限定動画「Vol.272|だいにの休日2本立て」より抜粋
なつ:そこで何人かで、缶バッジを買って予想して、佐々木がごついキャラ当たったら面白いとか、そういう「〇〇当たったわ」「お前〇〇じゃん」みたいな体験から、開ける楽しみがあるじゃんってなって、今回缶バッジにしようとなりました。
なつ:1等に関しては、とにかく決まらなかったんですよ。毎週の定例会議で「決まってないです」っていうのを言い続けていて、最終的にだいにだったら作品にまつわることがいいよねってなって…各企画の衣装になりました。
各メイン企画で使用された5つのアイテム
ーメンバーからは手放すのが名残惜しい等はありませんでしたか?
なつ:一個あったよね笑。西尾のアロハシャツが西尾のユニフォームみたいになっていたので、万が一今後使う可能性があるんじゃないかと一回会議になったんですけど、「やっぱり西尾といえばこれだよね」から「最悪、別のアロハシャツ買おうか」となりました。
じゅんや:あと地味にちょっと揉めたじゃないですけど、飯野のサングラスとかは飯野が買ってるんで、下取りみたいなことをしていくらで買い取るみたいな…新品価格で買い取ったらさすがにやりすぎだよなみたいな話になって…ちなみに岩田のモアテンも同じです笑。
じゅんや:そのいくらで買い取るみたいな話はまだなあなあになってるんで、これから決めるとは思うんですけど…ちょっと可哀想笑。
なつ:このままごまかせるかもしれない笑。各会場に1等は1本入れる予定で、ラストワン賞もあります。
ーくじの運用はどうなりそうですか?
なつ:各会場に1等は1本入れる予定で、ラストワン賞もあります。
なつ:くじの運用については、全ての方を満足させるってすごい難しくて…ずっと模索しているんですけど、未だに確定はしていなくって…ある程度枠組みの本数制限を設けないとかは考えています。
ーラストワン賞の内容を教えてもらうことは可能でしょうか?
なつ:言っちゃいますか…笑。ラストワン賞は、今回のメンバー全員分のステッカーになります!ステッカーはクリアケースに入っていて、なんとクリアケースにはメンバー全員分のサインが書いてあります!飾れます!
なつ:メンバー全員分のサインを簡単に出すことはないので、めちゃくちゃレアだと思います。
4 フォトスポットについて
フォトスポットに置かれる予定の各キャラクターのフォトプロップス
ーフォトスポットはどんな形になりそうですか?
じゅんや:よく映画とかで試写会したときに、なんかでっかいボードを持って観客をバックに、俳優さんが写真を撮るみたいなのあるじゃないすか。このボードを持って、来てくださった方が俳優たちがいた場所に立って、写真を撮れるイメージです。
「メンバーシップ感謝祭2024」で使用されたボード
ーボードはどんなモノがありますか?
じゅんや:ボードはタイトルロゴのボードとフォトプロップス(棒にキャラクターの顔がついたもの)があります。前回の感謝祭で、虎ボル太グリーティングで使ってたゆるキャラとかがあるんで推しのゆるキャラとメンバーにして両手に抱えて撮るみたいなとか形もできます。
ー並んでいる自分の後ろの方に写真撮影をお願いしないと撮れないのでしょうか?
じゅんや:1人でも取れるように三脚を置いていてスマホを取り付けて、撮影ができるので安心してください。近くに係りのスタッフも配置します。
なつ:これ観客席側に向くか、ステージ側に向くか問題があったんですけど、ステージ側に向いて観客席に背を向けて撮る感じになったので、一人でも自分の作った顔を見られずにすみます笑!
じゅんや:なので一人で来られた方にも、ぜひ撮ってほしいです!
5 DAI 2 MAGAZINE(パンフレット)について
今回配布される「DAI 2 MAGAZINE Vol.2」
ー季刊誌の進捗について教えてください。
なつ:サンプルもチェック済みで、制作が完了しています!
なつ:裏話的な部分で言うと、季刊誌の発注を私がやっていて、まずファーストサンプルっていう、完成品を作ってこれで紙の材質・データ・位置・文字の配列等が大丈夫かみたいなことをやるんですけど、これが上映会までに間に合うように逆算して、制作してもらっています。
なつ:でもやっぱ季刊誌のあの量を作ったりとかってめちゃめちゃ大変なんで、まずそのファーストサンプルの期限までにちょっと遅れちゃったりとか、これは仕方のないことなんですけど、間に合ってたとしても深夜に上がってくることもあったりして、完成を深夜や朝方まで待ったっていうのも今回の季刊誌の裏話です。
なつ:中身に関しては、企画・制作の裏側が詳しく書かれています。
ースタジオに完成版は届いていますか?
なつ:上映会の前日ぐらい…配送業者にトラブル等があれば当日かもしれないです…。
なつ:でもやっぱり余裕があるとその分こだわって、そのこだわりを加えちゃうっていうのがだいになんで、季刊誌もそういうところがあるみたいで、結局ギリギリは変わらないんですね。
ー今回の季刊誌のどんなところに目をつけてほしいですか?
じゅんや:前回よりも企画に関する制作の話が前回よりもなんかすごい細かいところまで書かれていたイメージがあって、今回のNot Foundをもっと詳しく知りたいみたいな、この企画はどんな裏側があったんだろうみたいな部分に目をつけてくれたら嬉しいですね。
DAI 2 MAGAZINEで連載されているシリーズ「制作の裏側」の今回の表紙
じゅんや:あと前回は、季刊誌の納期がもうめっちゃギリギリで2日納期とかで、結構お金が倍かかるみたいな事態になったんですけど、今回はちゃんとっていうとあれですけど一番長い納期で注文できてるよね。
じゅんや:西尾が岩田に今回はしっかり納期をやってくれって言われていて、僕ら納期に関してズボラなところがあったんですけど、季刊誌に関してはやりぬいていたんじゃないんですかね。
ー今回の上映会のアップデートが好評だった場合、さらなるアップデートとしてどんな取り組みをしていきたいですか?
じゅんや:なんかずっと出てるのは「だいにガチャガチャ」やりたいよねって話しています。ただ実現するのが結構難しいみたいでね…。
なつ:なんか大きいやつでやりたいんですよ。そうなるとグッズが入っているので、移動・費用問題でなかなか実現までたどり着けていないです。
ー相席食堂では押すと名言が聞けるガチャガチャがリリースされていました。西尾さんの笑い声が押すと聞ける商品があったらほしいのですが笑…
じゅんや:いいねそれ笑。西尾の笑い声全6種とか、飯野の毒舌集とかね笑。
なつ:それコアファンすぎるでしょ笑。
ーアフターパーティーに大阪が新しく追加されました。東京と大阪にはどんな違いがありますか?
じゅんや:大阪は結構もう今回で最後みたいな、意外とね、集まらなくて、クラスの同窓会みたいな感じなので、逆に大阪に今回参加できた人はレアです。
なつ:大阪はね、想定してた数より全然集まらなかったので、よりだいにと近い距離で交流を深められると思います。
なつ:東京は近くの会場で花火大会がある説が今あって、加えてバーベキューなので、大阪と比べてお祭り感が出そうだなと感じています。メンバー衣装も会場ごとに変わる予定です。
ー最後にファンの方々へお二人が特にここの準備を頑張った・大変だったから、これを見てほしい!体験してほしい等ありますか?
なつ:私はこの上映会まで大変なことっていうのは、まず会場が取れるかとか、各都道府県でどこの地方でやるかとか、グッズを作ってグッズの販売ができるかとかっていう部分で。
なつ:つまりは上映会を開催させること、成功させることが私の役割なので、私の思いとしてはまず上映会が開催されたことを、受け取ってほしいなって思っています。
なつ:この上映会も誰かが何か行動していなきゃ普通は起こらないイベントで、YouTubeの活動だけしてたら、上映会自体もないので、その一から十までの仕事に携われていることにやりがいを感じています。
なつ:なので、会場に来たら上映会が実現していることみたいなところを受け取ってもらって、その他のこだわりは、他のみんなが集めてくれたものなので、記事だったりSNSで小出しにしている部分等から受け取ってもらって、トータルでだいにぐるーぷのイベントの内容濃かったなと感じてほしいです。
なつ:岩田がよく言ってるんですけどだいにぐるーぷの作品って見終わった後に、一つでもいいから何か自分の中に残してほしいみたいなことをよく言ってるので、上映会のイベントも最後帰るときに自分の中で何か残るものがあればいいなと思います。
じゅんや:僕は前回の感謝祭で直接ファンの方と交流する機会が増えていて、その声をアップデートという形で今回のイベントに反映できているなと感じています。
じゅんや:映像も毎回作っているんですけど、編集もチェックもみんなでオールでやって、それを映画館で見れるみたいな…なのでテーマパーク感覚で来てほしいです。そして、1個1個のグッズを実際に手に取って感じてもらって、スクリーンっていう大画面で迫力ある音声を聞いてもらいたい、一つ一つのイベントを楽しんでもらいたいっていう思いがありますね。
じゅんや:コメントで応援してくれるのも嬉しいんですけど、直接生で応援していますっていう声を聞けるのはやっぱりすごく嬉しい。来てくれる方はもちろん楽しみに来てくれているんだと思うんですけど、それ以上に僕らもみなさんに会えることを楽しみにしています!っていうのは声を大にして伝えたいです。僕らとファンは両想いです笑。
なつ:クサイクサイ笑。
来たる5月31日、待望の上映会が幕をあける。だいにぐるーぷの上映会は、上映前から上映中、上映終了後も楽しめる1種のテーマパークのようになっている。
上映会が開かれる、足を運ぶことができるという環境は決して当たり前ではない。イベントに関わっていただいている多くの方々に感謝をしつつ、これからの彼らの活動もだいにぐるーぷの一員として楽しんでいきたい。
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