【Vol.83】奇才・岩田が影響を受けたもの3選|ユニークレポート

【Vol.83】奇才・岩田が影響を受けたもの3選|ユニークレポート

ー2025年11月

だいにぐるーぷ納めともいえる今年最後の上映会が始まった。

予告映像からもわかるように、IQ145の男が才能を爆発させた作品であることは間違いない。数々の名作品を生み出した岩田だが、彼のバックグラウンドには何があるのか。

奇才・岩田涼太が人生で影響を受けたものとは?

これを読めば、あなたも岩田になれる...かも?

1.『小論文を学ぶ-知の構築のために』

(C)長尾達也/山川出版社

岩田が大学受験対策で使っていた参考書。小論文対策におけるバイブル的存在。

本書は、小論文的作文能力の習熟を深めるテキストであるとともに、近代及び現代における〈知の構築〉の系譜を学ぶことができる哲学書である。

特に思考や言語化能力において、岩田は本書の影響を大いに受けているという。中でも、歴史認識に関する近現代的思想は、岩田が気に入っている言説の一つ。受験生に限らず、近現代に跨る思想の系譜を学びたい人におすすめの一冊となっている。

2.『ドラゴンクエストシリーズ』

(C)SUGIYAMA KOBO/ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX
今秋、シリーズ1~3作を一気に楽しめる3部作セットが各種プラットフォームで販売された。
ぜひ、冬休みにでもプレイして岩田少年の気分を味わってほしい。

ポケモンやモンハンが同世代の話題を席巻するなか、岩田少年はドラクエシリーズに熱中していた。

海外旅行が身近ではなかった彼が、「海賊サバイバル」や「アメリカ逃亡」といったグローバルなコンテンツの着想を得られたのは、かつてドラクエの世界で大冒険をした経験があったからこそ。

また、経験値を得ることでレベルアップができる、というシステムに、人生と通ずるものがある、と感じたという。恐るべし岩田少年。

 

3.『Connecting the dots』

スティーブ・ジョブズ

Apple創業者であるスティーブ・ジョブズが、2005年の米・スタンフォード大学の卒業式にて行ったスピーチの一節。「貪欲であれ。愚かであれ」が有名なスピーチのなかで、岩田が特に影響を受けたのはconnecting the dots(点と点を繋げる)というテーマである。

「将来に向けて、点と点を繋ぎ合わせることはできない。できることは、後から繋ぎ合わせることだけ。私たちが今やっていることが、どこかで繋がって実を結ぶということを信じるしかない(スティーブ・ジョブズ氏による2005年6月12日のスタンフォード大学卒業スピーチより抜粋)。」

この言葉は、だいにぐるーぷのリーダーとして、いちクリエーターとして、未来を信じて突き進む岩田の背中を今もそっと支えている。

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幼少期に観た映画。学生時代に熱中したRPG。テレビの中のスターたちが発した言葉。電車に揺られながら読んだ本。誰かが言った何気ない一言。仲間が言った些細な言葉。古いスマホに残る青春の日々。

岩田の人生に刻まれた点と点は、いつしかだいにぐるーぷに繋がっていた。人生に無駄なことなんてない。そう思わずにはいられない。

岩田涼太、2025年最後の作品が、間もなく世界へ放たれる。

■だいにぐるーぷ最新作『ゾンビゲーム』

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Miyu

メンバーシップ会員。
『樹海村生活』を愛してやまない新聞社員。趣味はだいに作品の過剰考察。

■主な執筆
DAI 2 REPORT
「【Vol.41】感謝祭の裏側|スタッフレポート」
「【Vol.53】8年前のおれたちへ|8周年記念レポート」
「【Vol.55】新メンバーとしや|スタッフレポート」
「【Vol.68】怪奇!スタジオであった怖い話|ユニークレポート」
「【Vol.78】土井谷とじいちゃんの思い出|ユニークレポート」

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「【P4~5】Iwata’s Favorite Interior」
「【P8】第1道 西尾除霊への道 -滝行編-」
「【P12】なつの探偵パチプロスクープ!」

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「【P6】制作の裏側」
「【P14~15】だいにの足あと」