9月15日は敬老の日。
お年寄りを敬い、長寿を祝うその日。おじいちゃんやおばあちゃんに想いを寄せる人も多いはず。
たとえば彼。

祖父が晩年を過ごした部屋に住むほどの、大のおじいちゃん子である土井谷もその1人。
あと記憶に眠る亡き祖父と思い出を少しだけのぞいていきませんか?
―おじいさまはどのような人だったのでお願いしますか?
土井谷:どんな人だったんだろう、じいちゃんって笑
土井谷:とにかく、僕に甘かったです。初孫だったし、長男だったから。親戚の子もいなかったし、僕のことが可愛かったんだと思います。そんなじいちゃんのことを僕も好きでした。
―おじいさまと似ているところは?
土井谷:せっかちなところは「血引いてるな」って気がしますね。ロッテの球場が近いので、じいちゃんとよく観に行っていたんですけど、じいちゃんは4回の表ぐらいで帰っちゃうんですよ。そういうところは似ているなって。
土井谷:あとは細かいルールは気にしないところ。じいちゃんの名誉のために詳しくは言えないですけど(笑)
―おじいさまとはどのような関係でしょうか?
土井谷:普通のおじいちゃんと孫よりは仲いいと思います。距離の近さと言えば、小学生の頃が1番近かったですね。
土井谷:同居ではないんですけど、家が近かったのでよく会いに行きました。

サブチャンネル『土井谷がワンランク上の家に引っ越しました。』より
現在土井谷は、祖父が晩年を過ごした家に住んでいる。
土井谷:小学生の時にやっていた野球の試合にもいつも来てくれていました。じいちゃんは野球が好きだったんで、俺をプロ野球選手にさせてたかったんだろうと思います。そんなこともあって、野球の道具を買ってくれたり、試合を観に来てくれたり。キャッチボールの思い出はないな、じいちゃんは野球を見るのが好きだったから、やったことはないと思う。
土井谷:今思えば、この時期が1番、じいちゃん孝行してたと思いますね。

だいにぐるーぷ野球部で監督、選手として活躍する土井谷
土井谷:中学生になっても、家が近いからしょっちゅう顔を見せていました。 高校卒業以降も、犬の散歩をしていると道端で会ったり。週1では会ってましたね。
―怒られた記憶はありますか?
土井谷:1度だけあります。もう死んでいるから言っていいと思うんですけど。小学校低学年くらいの時かな、レンタルビデオ屋に連れて行ってもらったんですよ。俺が選んでいるとき、じいちゃんがいなくなった事があって。探してもいなかったのに、しばらくしたらまた戻ってきて、行くぞって言われて車に乗ったんです。
土井谷:そうしたら、俺が借りたビデオじゃないビデオが、座席の下に隠されていて、「あれ?」と思って開けようとしたら、信じられないくらい怒られました。それくらいですね。
―おじいさまとの旅行の思い出など印象深いものはありますか?
土井谷:千葉の下の方に、じいちゃんの地元があって、じいちゃんのお兄さんとか親戚ががいたんです。 夏休みには、じいちゃんと一緒にそこへ行ってました。 そこには、海もあって。あとはばあちゃんのお墓もあった。 あったというか、じいちゃんが無理やり作ったって感じだけど。
土井谷:「墓参り行くぞ」って言われて、いつもそこへ行っていました。

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土井谷の祖父の地元へ行く様子が思い出とともに記録されています。
土井谷:じいちゃんの夏って、そこの行き来だけなんですよ。孫ながらに「何が楽しいんだろう」とは思ってましたけど、じいちゃんは楽しかったんだろうな、旅行みたいで。
―大人になってからの思い出は?
土井谷:元気な時の思い出でいうと、一緒にラーメンを食べに行ったことかな。 「ラーメン太一」という店にはよく行きましたね。 じいちゃんも、ハマったものはずっとそればっかり食べるタイプだったので。
土井谷:最期の方は、病室での会話、といってもじいちゃんはもう話せなかったけど。 俺が来たことは気づいてくれたみたいで。 一方的に話して、それが最期ですね。 会話をしたのは、多分、じいちゃんの家に行ったとき。 記憶にないくらい他愛のない日常会話だったと思います。
―今、おじいさまに伝えたいことや一緒にやりたいことはありますか?
土井谷:一緒に野球観に行くことかな。津田ロッテの試合とかもね、招待してあげられたらよかったかなとは思いますね。
土井谷:あとはタバコ。死ぬ直前は吸えてなかったから。じいちゃんが吸ってたメビウスの1mm、よくパクってたなあ。
天国のじいちゃん、車、廃車にしちゃったよ!
