新緑が街並みを染める季節。
舞った若葉がふわりと帆を撫でるように、あなたにも新しい区切りが訪れてはいないだろうか。
新しい事を始めるのは、帆船が出港するようなもの。それぞれ期待や不安という荷物を積んで、未知の海へ進んでいく。

だいにぐるーぷは様々な出港を経験してきたが、とりわけ未知な分野に対して積極的な姿勢を持っているのは、西尾ではないだろうか。
彼が紡ぐ言葉を通して、新生活にも通ずるひとつの羅針盤を届けよう。
―西尾さんの過去を振り返って、「新生活」「挑戦」といえば何ですか?
西尾:大学生活ですね。僕ら全員、高校の新生活失敗してるし。大学の一年目じゃないかな。
20:00~高校生活について語られている
―大学一年目ではどんな事に挑戦されましたか?
西尾:浪人して早稲田大学に入ったのは、一つのキーポイントですね。僕、人生の中で個人的に大事な要素が、成功体験と失敗体験だと思ってて。
西尾:挑戦する事って、どっちにも転ぶと思うんですよね。上手くいったら成功体験になるし、失敗したら「自分の現在地を知る」っていう経験になるし。
西尾:そう考えて、とにかく場数を踏む、経験値を積むって意味で色々やりました。大学一年目の最初、5,6個のサークルに入ったんですよね。将来的な事も考えて、国際交流系、ビジネス系のサークル等に挑戦してみました。

西尾の大学時代のInstagramストーリー投稿
―サークル活動で成功、失敗体験はありましたか?
西尾:成功体験だと、ビジネス系です。1年生限定で、他の大学と共同のビジネスコンテストに参加しました。
西尾:あまりリーダーを務める経験をした事は無かったんですけど、そのコンテストでは僕がリーダーを務めて優勝できたので、挑戦してよかったなと思います。
西尾:失敗体験だと、国際交流系です。僕、ある程度読めるんですけど、耳が悪くて。リスニングが全くできないんですよ。(笑)

メンバーシップ限定動画「限定動画 Vol.303|学力テスト 中学の問題5教科」ではリスニングがないため96点でトップだった。
西尾:半年くらいリスニング教材使ったりしたんですけど、もう耳だけはどうにもなんなくて。センターのリスニングは14点とかでした。
西尾:あと仮に英語が話せても、別に外国人と喋りたい訳じゃないなって気付きました(笑)そういう所も含めて向いてなかったんじゃないかな。
―半年間のリスニング練習、CG独学など、西尾さんは勉学に積極的な印象です。勉強する時の原動力は何ですか?
西尾:浪人した時に「勉強って意外とおもろいやん」って感じた事ですかね。
―どんな時が楽しかったですか?
西尾:変な言い方ですけど、勉強して知識を入れる事で、世の中の解像度が上がる様に感じた時ですね。歴史とかもだけど、詳しい事を知った時に、今の世界の解像度が少し上がって、知識あったほうが楽しいじゃんって。
西尾:CGとかもそうですね。やりたい事について学ぶと、どんどんその形に近づいていって、こういう風にやるとできるんだって分かってきて、それが楽しいです。
―知識を自分に蓄積する、「レベル上げ」のような楽しさが一番の原動力なのでしょうか。
西尾:そうですね。僕結構ゲーム好きだったのもあって、マジで人生のレベル上げって感じです。
西尾:モンハンもね、強いモンスターの方が楽しいですから。
ー浪人期間、不安やプレッシャー等はありましたか?
西尾:僕は浪人も楽しんでたんですよ。勉強が結構楽しくて。
西尾:僕は現役の時に全部落ちてるので、正直持たざる者すぎたんですよね(笑)これ以上失うものねえんだよなって感じだったので、僕からしたら何かを得る事しかない状態でした。
西尾:僕は進学校ではない高校に行ったので、1年遅れたとしても早稲田受かったらすげえってマインドでした。
ーだいにぐるーぷという挑戦を始めた時の心境を聞かせてください。
西尾:サブの動画で話してたかもしれないですけど、僕一回だいにやめてたじゃないですか。
西尾がYouTubeを辞めた話は2:26~
西尾:僕は、何かやるなら本気でやりたいタイプなんです。0か100って感じで。50とか60で同時並行するのは向いてなくて、一旦やめてました。
西尾:暫く大学に専念して、大学ってのはこういうもんなんだな、とある程度把握して、サークルのコンテストでも結果出したので、就職するための手札も手に入ったなと思った時期に今後どうしていくかを考えました。

西尾:その時、岩田がやってることをやった方が、稼げるだろうと思いました。お金があったら色んな事ができる。
西尾:あと、人脈が広ければ、自分がやりたい事を実現できる環境になるじゃないですか。当時別にやりたい事決まってなかったけど、いざ何かをやりたい時に出来ない方がつらいと思ったので、顔が広くなるYoutuberが最適解だと判断しました。
―稼げるようになるまでの間、やっぱり就職すればよかったな、など思う事はありましたか?
西尾:僕らって幸運なんですよね。初めて1年足らずで10万人行くって中々レアだと思うし、2年ちょっとで事務所にも入って。

アミューズ加入当時(プレスリリースより引用)
西尾:ちらちら希望が見えてきちゃうんですよ。だから、他の道に行くって選択肢はあんまりなかったです。結果が出なかったとしても、今は我慢の時だって思いながら活動してました。
西尾:まあでも、大学当時は辛かったですね。それこそサークルライフとか無いじゃないですか。

西尾:1年で300日以上はパソコンカタカタしてるけど、周りはなんかハワイ行きましたとかね、沖縄でシュノーケリングしてウミガメ追っかけてますみたいなね。こいつがウミガメ追ってる間俺はパソコンカタカタしてんだなって。
西尾:同世代が経験してるものを全く経験しないで部屋でパソコンしてたのは、ちょっと心に来ました。
―だいにぐるーぷに入ってから、挑戦に対する心構えは変化しましたか?
西尾:浪人期間に、人生の事を考え始めました。その時に、やっぱ何かしら挑戦しなきゃと思いましたね。

西尾:高校時代の自分は、何もしないけど口だけは言ってる感じでした。ネットで何か書き込むとかもなんですけど、結局行動してる人に対してただ何か言っても、自分が行動しなければ何も始まらないなって。
西尾:だから大学からは行動して、成功でも失敗でも、一旦は動いてみようってマインドになりました。
―新生活を迎える人へ、アドバイスをお願いします。
西尾:やっぱり、行動はした方が良いです。

西尾:自分の人生で忙しければ、他は気にならないんですよ。アンチ活動とかもそうなんですけど、きちんと自分の人生を生きていれば、多分そこまで頭回らないというか、余裕ないと思います。
西尾:例えば偏差値40位の所から早稲田に行った人も、偏差値60の所から行った人もいる。
西尾:やっぱり知識量が全然違うじゃないですか。社会から見たら高学歴でも、内部に入れば全員早稲田生なので、その中で自分が価値を持たないと意味がないって思います。

西尾:価値を持つ為に授業とか読書とかして、知識を入れていくと、もうそれだけで時間が埋まるんですよね。やり方としてはいっぱいあると思います。
西尾:サロンクルーもそうですし、「やってみようかな」とかで良いと思うんですよ。行動をした方が経験値も積めて、楽しい事が増えてくると思うんで。
―最後にエールをお願いします。

西尾:何も持っていないなら、何かまず行動してみてほしい。そこから自分の好きな事が分かったりするし、それが自分の人生につながると思うし、何もないなら皆スタート地点は同じなので。
西尾:色々試して経験値積んで、自分の領域を見つけたら、それが楽しくなって自信を持てて、いい人生になっていくと思います。
西尾:頑張ろうね人生!
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まずは行動する事。そうして西尾は少しずつ、自分の海図を広げてきたのだろう。
得た成功は船の帆となり、失敗を乗り越えた力は航路を切り拓く、確かな追い風となる。
経験で船を作り上げ、自分らしい船旅を楽しもう。
ちなみに後編では、あのスタッフ2人が登場。
挑戦への向き合い方から一人暮らしにおけるリアルまで、新生活におけるポイントを伝授してくれるそうだ。
どうぞお楽しみに。
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