-だいにぐるーぷのイベントや企画をITの力で支える。
(※この記事は2025年5月上旬に取材が行われたものです)
企画やイベントに合わせて作られる特設サイトの数々。それらを筆頭にさまざまなプログラム開発でだいにぐるーぷを支えているのがエンジニアクルーだ。
今回は「世界滅亡ドッキリ」上映会まわりの事情を中心に彼らエンジニアクルーの業務について3人のメンバーに話を聞かせてもらった。



-エンジニアクルーの普段のお仕事について教えてください。
ヤス:私は主に特設サイトの作成と、クルーのリーダーとして各プロジェクトのいわゆるプロジェクトマネージャー的な立ち位置です。全体的な指示だったり品質管理だったり人事総括マネジメントをしています。
ねるねる:自分はチケットプログラムという、上映会や感謝祭のチケットを発行するプログラムの対応を行っています。それと、API開発の分野において調査・実装など諸々の作業をしています。
なおき:自分はAPI開発のチームで、主にプロジェクトを進めていく中で出てきた課題を調査しています。
-完全分業って形でお仕事なされているんですね。
ヤス:そうですね。1つの大きなプロジェクトの中に何人か配属していますが、その中でもAPI開発という分野では実際に開発するチームと技術検証するチームとみたいな形で主に2チームに分けています。
-なるほど。ちなみにAPI開発の分野ではどんなものが作られているかお伺いしてもいいですか?
ねるねる:ざっくりとした説明にはなってしまうんですが、チケットを購入する公式サイトのアカウントと連携して、YouTubeのメンバーシップ会員の方々により便利なメンバーシップ体験ができるようにというのが目的です。

今回の上映会は6都市7公演が予定されている
-今上映会が近づいてきていて、チケット発券なんかは対応が忙しいと思うんですが、今回の上映会アップデートに際してなにかチケット自体にもアップデートがあったりしたんでしょうか?
ねるねる:元々チケットプログラムっていうのはそんなに歴が長いものではないんです。藤山さんがやってくださっていたものを我々が引き継いで、まだ2公演分程度しかしていないので、そういう意味では劇的なアップデートはしていないんです。

須藤のハニトラどっきりでも活躍した藤山さん。だいにぐるーぷのECサイト等の担当をしている。
ねるねる:ですが、チケット発券が早めに対応できるようになったというのはありますね。元々当日ないしは前日くらいにチケットが発券されるっていう結構ギリギリのスケジュールで、「本当にこれチケット買えているのか?」みたいな不安が募る状態だったんです。
ねるねる:なので、その辺のスケジュールのハンドリングも早めに対応しようねとか、それで万が一ミスがあっても問い合わせに対応できるようにしようねとかっていうのを、僕含めエンジニアクルー全体で取り組んでいます。

2025年5月10日にX公式アカウントで投稿されたチケット反映完了のお知らせ
-続いて、上映会特設サイトについてなんですが、これってだいたいどのくらいの期間で作成されているんでしょうか?
ヤス:特設サイト自体はまず、デザインとそれを開発するっていう工程に分かれています。デザインに関してはツールだったりだいに側のスタッフの方だったりが対応してくださっていて、私が開発を担当しているって形です。
ヤス:それぞれ1週間ずつの期間が設けられているので、合計で2週間程度で特設サイトを作成しています。

新企画「世界滅亡ドッキリ」の特設サイト
-特設サイトを作る上でなにか意識していることだったり気を付けていることだったりというのはありますか?
ヤス:やはりサイトを見ていただく端末って人それぞれなので、どの端末で見ても同じように見えるようにというのは意識しています。
ヤス:パソコンで見る方とか、あとはスマホでもiPhoneなのかAndroidなのか。iPhoneでもSEがあったりPro・Pro MAXがあったりで画面のサイズも違う場合があるし、動作環境も違う場合があるのでそこに依存しないようにデザインを改善するとか。
ヤス:そういったところはやはり実機を見てチェックしないといけないので、ここはフォントサイズをもう少し下げるだとか、もう少し余白を開けるだとか、そういったところはどっちがいいだろうっていうのを意識しながら開発しています。
―ちなみに、今まで数多くの特設サイトを手掛けたかと思いますが、一番気に入っていたり思い入れがあったりするものはありますか?
ヤス:一番思い入れがあるっていうと、やはり大変だったっていう記憶もあって直近の感謝祭特設サイトですね。情報量が多かったので、その分開発する内容とかそういうのが結構多かったなというのが一番記憶に新しいです。

「DAI2 CREW感謝祭2025」の特設サイト
―みなさんそれぞれのここまでだったり現在進行形のものだったりで一番苦労したものってなんでしょうか?
ヤス:私個人の苦労でいうと、特設サイトというよりはAPI開発のところ。プロジェクトを推進する上で最初の0→1でスタートさせるっていうところで、どういう開発の工程を経て最終的にリリースに持っていくのかとか、そのようなプロセスを考えていくのはやはり大変だったかなと思います。
ねるねる:チケット対応についてなのですが、引継ぎみたいなのはほぼなくて。本当に藤山さんからポロポロっともらったくらいだったので、何をしてどうなるのかがあまりわからない状態から始まりました。
ねるねる:なので考慮することが結構たくさんあって、チケット販売で変な座席とかが指定されていたらお客様の不利益になってしまうので、そのリスクや重圧を感じながら対応していました。頑張ったところですかね。
なおき:自分はAPI開発の方で、今行っているのがだいにぐるーぷの公式サイトやショップを主に使ったサービスについてなんです。ですが、自分はこのプラットフォームを使ったことがなかったので、知識が乏しい状態からのスタートで、そのこのキャッチアップにまず苦戦しました。

だいにぐるーぷ公式ホームページ
なおき:あと、最初メンバー3人で進めていたのがいつの間にか今1人になってしまって。今は全部1人で進めているので、そこはいい経験ではあるものの、なかなか大変だなとは感じています。
―エンジニアクルーとして活動する中でのやりがいについて教えてください。
なおき:自分と同じようにだいにぐるーぷが好きっていう方たちに対して、もっと便利なものを届けられるっていうのがITの力で、そこに実際に自分も携われているというのにまずやりがいを感じています。
なおき:それに、なかなかこんな0→1で新しくモノを作り上げて、いきなりいろんな方に利用していただけるっていうのもなかなかない経験かなと個人的に思っています。そこに関しても自分の成長っていう部分に目を向けてやりがいを感じられるなと思っています。
―最後にみなさんから一言ずつお願いします!

ヤス:特設サイトやチケット発券とか、比較的わかりやすいものについては今お話ししたんですが、API開発とかはどちらかというと今まで日の目を浴びていないサービスだと思うんです。
ヤス:今は、まず基盤となる部分を作っていて、それがリリースされることでMAGAZINE発送の住所が自動的に反映されるとか、ひょっとしたらメンバーシップの各マイページみたいなものができたりとか…。そういう拡張性のあるものを作っているのでそこは期待してもらえるといいかなと思います。

ねるねる:自分は思っていたより多くの方に、サロンクルーがやったことに対して褒めてくれたりだとか、応援してくれる声も散見されるなと思っていて。それは本当に当たり前ではないというか、すごいことだなというか。
ねるねる:自分たちも1ファンとして応援している中で、自分たちに対しても応援の声を上げてくれるのはすごく嬉しいですし、そこに対してちゃんと応えていかないといけないし、頑張らないといけないと常々感じています。これからも楽しみにしていてください。

なおき:今作っているものが出来上がったら多くの方に喜んでもらえるものだと思っているので、いい形で完成させてお届けできるように、これからも頑張っていこうと思います。
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我々だいにぐるーぷを応援するファンやメンバーシップ会員がより便利に彼らのクリエイティブ作品を享受できるよう、日々努力を重ねているエンジニアクルーの面々。
彼らは特設サイトやチケット発券などの我々に直接かかわる部分から、まだ日の目を浴びていない今後が楽しみなものまで多岐にわたるサービスを開発中だ。彼らの今後の活躍にも大いに期待したい。
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