リベンジー
2025年3月15日、16日の2日間、秋葉原にて開催された”DAI2 CREW感謝祭2025”は大盛況で幕を閉じた。
”だいにらんど”をテーマにコンテンツがふんだんに盛り込まれたこのイベントはまさにだいにぐるーぷが創るエンタメの集大成と言えるだろう。
そんな本イベントについて、だいにぐるーぷリーダーである岩田涼太に振り返ってもらった。

ーまずは2日間の感謝祭、お疲れ様でした。今回”だいにらんど”っていうコンセプトだったと思うのですが、このイベントの構想はいつ頃からできていたのでしょうか?
岩田:大枠の枠組みに関しては、わりと2、3年前くらいからありましたね。でも具体的なコンテンツの中身、ゲームエリアだったりレースエリアだったりっていうのは12月くらいじゃないかな。

ゲームエリア(ルーレット)

ゲームエリア(大食いレース中)
ーかなりのコンテンツが盛り込まれていたと思うんですが、一番苦労したのはどういった部分でしょうか?
岩田:どこだろう、やっぱり飲食エリアだと思います。僕が苦労したわけじゃないんですが、保健所の許可とかね。当日の朝にやっと許可が降りて、よくやったと思います。
岩田:あとはフードのメニューを作るとか仕入れとか諸々大変そうでしたね。初日とかも中は結構ピリピリしてたしかなりやばかったんじゃないかな。
飲食エリア(須藤食堂、アメリカンレストラン、スイーツバーバラ)
岩田:でもやっぱ飲食に限らず許可どりはめちゃくちゃ苦労しました。
岩田:僕は今回ディレクターみたいな立ち位置で、プロデューサーとして頑張ってくれてたのが西尾なんですよ。僕は「こういうのがやりたい」って言うのを12月くらいに作って、年明けから西尾がどう実現させるのかっていう役割分担でやっていました。
岩田:やっぱりゲームエリアに関しては弁護士に話を通して、どういうルール設計ならOKなのかっていうように調整していって、なんとか乗り越えた先で会場側からNG食らったりしましたね。
岩田:動画とかでも出てましたけど、西尾とかは「もうこれは別のプランで行くしかない」と。でも僕の中でゲームエリアは今回の肝みたいな立ち位置だったので、最後の最後までできる限りのことはやりたいなと思って、なんとか許可が下りたって感じです。
ゲームエリア(バカラ)
ーだいぶ苦労して勝ち取ったコンテンツだったんですね。
岩田:そうですね、会場側から最初無理ですみたいな感じで来てたんですけど、それを「どこが無理でしょうか」って別のプランを提示して、弁護士に書面を作ってもらって。
岩田:会場側にもだいぶ理解があったのもあって最終的にはいいですよって許してもらえました。これを飲食エリアの保健所バージョンもあったので、大きく許可どりは苦労しましたね。
ーエリアの名前も途中からカジノ→ゲーム、ウインズ→レースに変更になっていたのは許可の関係があったんですね。
岩田:そうそう。それとかも西尾以外があんま把握していなくて、初日のオープニングセレモニーとかで会場の関係者もいるのに「カジノもありますからね」とか「ウインズエリアが〜」とかメンバーが言っちゃって西尾に怒られましたね。
岩田:大変だったといえばあとはグッズかな。景品の発注数がもう異常なくらいだったのと、Dai2BBとか野球部タオルとかいろいろあって、それぞれの担当が西尾、じゅんや、なつだったのでこの3人がめちゃくちゃ大変だったと思います。
Dai2BBラグランTシャツ
ゆるキャラTシャツ(しぼみT)
ー大変だったことといえば、DAI2 MAGAZINE収録のだいに名鑑にて、「(感謝祭について)全部はできねえぞ」と西尾さんから物申されていましたが、どんな無理難題を押しつけたのでしょうか?
岩田:無理難題言いますよ、僕は。なんか、宿命というか。動画でもそうですが、企画の構想段階が一番MAXのプランがでるじゃないですか。
岩田:カジノの構想とか景品交換の構想とかそういうのが100%だとしたら、やっぱり現実的に成立させるために徐々に妥協妥協で落ちていくものなんですよ。
ビッグ6
岩田:100%思っていたその通りに開催されることはないので、僕もそれは弁えているんですが、それをいかに落とさず70%くらいで成立させるかみたいなところでぶつかりますね。
岩田:ディレクター側の妥協したくないこだわりとプロデューサー側の成立させるための努力とでバチバチ戦いながらやっていました。でも概ね80%くらいで成立させてくれたのでさすが西尾と思いましたよね。
ー今回のグッズや景品、飲食メニューかなり豊富でしたが、岩田さんのそれぞれのお気に入りはどれでしょうか?
岩田:グッズからいくと僕は今回のアパレル2つはめちゃくちゃ好きです。今着ているだいにのニットとしぼみゆるキャラのTシャツ。結構歴代の上位に食い込むくらい好きです。
ーニットは手触りがいいですし、しぼみゆるキャラはじゅんやさんのデザインでしたよね。
岩田:ニットは僕がよく着ているY-3のニットを業者に渡して、これみたいな感じでってお願いしました。
岩田:しぼみゆるキャラは、HUMAN MADEみたいな感じでしたのだいにぐるーぷのロゴもちょっと丸みのあるかんじで可愛いんですよね。その2つはお気に入りです。ちっちゃいぬいぐるみもなつがずっと出したいって言っててあれもよかったと思うし。
グッズエリアに並ぶお客さん
岩田:服部のDai2BBもあったしね。今回のグッズはいつも通りと比べたらすごく良かったと思うし。なかでもアパレル2つはお気に入りで今後も普通に着ると思います。
野球個人スポーツタオル
岩田:景品はなんだろうな、やっぱクッションいいよね。クランチチョコは本当はやっぱり缶で欲しかったな、缶だったらクランチチョコが1番だったかも。でもやっぱクッションかな、樹海村シューティングのタンブラーも好きだし、ラグマットもよかったな。
景品交換所
岩田:飲食ならパフェかな。あれは880円(40ダル)のクオリティじゃない。食品サンプルもよかったし。でもハンバーガーの焼印もすごいよかったし、味だったら須藤食道の豚丼も普通に俺は好きだし。
岩田:全部いいいんだけどやっぱりパフェすごかったな、あれ原価いくらかかってるんだろう?あれ採算取れてるのかな?じゅんやが職人気質すぎて商売気があんまないから、ちゃんと計算できてるのかなと思います(笑)
ー準備期間含めた感謝祭期間の思い出を教えてください!
岩田:やっぱ前日搬入の最後の方からマジでちょっとやべえなっておもいましたね。結構大ピンチ。あまりのやばさに西尾とじゅんやが気が滅入っちゃってて、一方でなつが本気でやばいと思ってていやちょっとこれこれやろうみたいな感じでたくましかったですね。じゅんやなんかは完全に去年の顔してましたし(笑)
前日準備
岩田:結局会場の時間を1時間延長したけど終わらなくて、1回外には出なきゃいけないから外でイベントクルーと30分とか40分くらい明日どうするかみたいな話をしました。もうここで西尾が放心状態で聞いてるのか聞いてないのかわかんない感じだったんですよね。
岩田:なんでちょっと呼んで「明日の開催まで12時間切ってるけど、全てがこの12時間で決まる。ここまで100日以上準備してたものが台無しになるのも、大成功になるのも、この12時間のお前の動き次第だよ」って言って。
岩田:次の日朝起きたら西尾がぶわっとLINEで指示をだしてくれてて、多分これ西尾は一晩でフルパワーになって大丈夫そうだなって思ってたら実際なんとか12時まで全部色々できてほっとしましたね。
ー今回の感謝祭のMVPはどなたでしょうか?
岩田:やっぱり西尾じゃないかな?西尾とサロンクルー。西尾は言わずもがなって感じだと思うけど、僕は本当に準備に何も関わっていないので、すごいなと思うし。あんまりそういうのってだいにぐるーぷの中でなくって、これだけの規模のイベントを成立させたのが本当にすごいなって思います。
岩田:あと、かくれMVPとしてサロンクルーかな。基本的にだいにくるーぷが作ったイベントっていうよりはだいにぐるーぷとサロンクルーで一緒に作ったイベントみたいな感じ。
岩田:その構想も最初から本当にやりたかったことで、文化祭とかお祭りみたいなイメージで、みんなで一緒に何かをつくってそれをみんなで楽しんでっていうのがテーマとして最初の段階からありました。
岩田:本当に大変だったけど、終わったからすっごい美化されててそれがちょっと怖いね(笑)
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今回の感謝祭ではイベントスタッフの力も借りて文字通り過去最大規模のイベントを作り上げただいにぐるーぷ。来場者の満足度もかなり高かったのではないだろうか。
「実際に足を運ぶエンターテイメントを作りたい」そう語る岩田の目は野心に満ちていた。
今回の感謝祭を見ていると岩田涼太率いるだいにぐるーぷがテーマパークを作り上げる日もそう遠くないだろう。この先予定されている上映会やイベントに期待せずにはいられない。
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