パパYouTuberー
”父親”という存在。家族構成の中でも、柱となりえる立場である。
「どんなことがあっても、家族を守らなければならないと感じるんです。」
YouTuberとして活動しながらも一児の父親として生活を送る須藤祥。
彼には、父親としてどんな覚悟を持っているのか。育児や家庭での生活にどんな思いを抱いているのか。今回はそんな一面に迫った。

ー現在の須藤さんの”だいにぐるーぷ”でのお仕事を教えてください。
須藤:サブチャンネルで上がった「須藤に1週間密着してみた」の生活とほぼ変わりなく、サブチャンネルとメンバーシップの動画投稿とかデータ管理的な、割と簡単な部分をやってますね。
須藤:あとは総務として、日々大工仕事してます。最近は大工の方が割合が大きいですね。
ーおっしゃっていたサブチャンネルでの”須藤に1週間密着してみた”では、他の方よりもきっちりと時間管理が為されている印象を受けたのですが、やはり育児というものが関わってくるのでしょうか?
須藤:仕事に関してはその日の状況とか前日の状況によって変わってくるんですけど、基本的に家に帰ったりするのは19時半から20時半の間っていうのは決めていますね。
須藤:動画でも映ってたと思うんですけど、お風呂入れに行ったりっていうのがあるので。あといつも8時から8時半ぐらいの間に子供に起こされるんです。
須藤:起こされてご飯をあげて、12時まで面倒見て、それからスタジオに行くみたいな。ルーティンみたいなもんなんですけど、帰る時間と出勤する時間は大体同じですね。

須藤が娘をお風呂に入れる様子
ー特に上映会前などは忙しく、そのルーティンも崩れてしまいそうに思うのですが、いかがでしょうか?
須藤:そうですね。上映会前もそうですし、メインの撮影とか、サブの長めの撮影とか泊まりの撮影とかもそうですけど、大体そういう日と前の日とかは、嫁にお願いして、面倒見てもらってますね。
ーそういう時はやはりお子さんのお顔が見たいなって感じるんでしょうか?
須藤:やっぱりそうですね。上映会とかだと、例えば大阪とか名古屋とかって3日間くらい行くじゃないですか。そういう風に3日とか1週間とか経っていくとやっぱり見たいなと思いますね。
須藤:でも僕がいない期間とかに、奥さんが写真を送ってきてくれるんですよ。かわいいなと思いながら、無意識に娘の過去の写真を見漁ったりしてますね。

奥さんが上映会中の須藤に送った、おにぎりを食べる娘
ー素敵です。普段は1日の大体の仕事を終えた後、娘さんのために帰宅されると思うのですが、お顔を見れた際の思いなどは何かございますか?
須藤:娘はあともう少しで2歳になるんですけど、まだうまく喋れないんです。うまく喋れなくて、帰る度におかえりとかは言えないけど、「こっちに来てパパ」とか言うんです。

2歳の誕生日を迎えた須藤の娘さん
須藤:だから僕もただいまとか言うんですけど、そういうの見てるとなんか、へっぽこだけど愛おしいなと思って。平和だなとは思いますね。面白いぐらい、愛おしいです。何なんだろうこの子は、みたいな感覚で見ています。
ー父親として3年目となりました。改めてパパになったことで変化したことなどはございますか?
須藤:変わった事としては、煩悩がすごく薄くなったなって思います。物欲とかもあるけど、昔ほどは全くないですし。大きな変化といえばこれですかね。
須藤:僕はお父さんって自覚をするのが遅かったと思うんです。女性の人はお母さんっていう自覚が早いというか、妊娠してからすぐだと思うんですけど、男にとってお父さんっていうのは難しい感じがします。
須藤:妊娠をして痛みを知るとかがないので、子供を見てもお父さんっていう自覚をするのが遅かったりするんですよ。僕の中でお父さんって「尽くし続ける」みたいなことだと思ってて。
須藤:奥さんのお手伝いとか子供のお手伝いとかはできるんですけど、なんかもっと大切な「お父さん」っていう大きな存在には、最初の頃はなれてなかったなとは思いますね。今は完璧ではないんですけど、徐々に徐々に自覚しています。

産まれたばかりの娘さんにミルクをあげる須藤
ー1番パパとしての自覚が生まれたエピソードなどございますか?
須藤:やっぱりパパって呼ばれることじゃないですかね。子供が教えてくれます。「あなたパパなんだよ」って。それで僕自身も「あ、俺ってパパなんだ」って感じます。
ー最初に”パパ”と呼ばれた際はどんな思いでしたか?
須藤:感情はあんまり表に出せないんですよ。恥ずかしがり屋なんで。
須藤:だから子供が立った時とか1歳を迎えたときとか、心の中では「すごいすごい!おめでとう!」って感動もするんですけど、平常心を保っているように見せちゃうんですよね。

娘さんが初めて立った時の写真
ー微笑ましいエピソードがたくさんあった中で、育児と仕事の両立について、何か感じることはありますか。
須藤:正直言うと、すごい大変だって思ったことはあんまりないんですよ。逆に何も考えてないから疲れないのかなとも思います。今の数分数秒を生きてるっていうんですかね。だから育児で大変だと思ったことはないんです。
須藤:でも難しいなって思ったのは家族の時間ですかね。
須藤:奥さんの時間とかもありますし。子供が生まれた頃から1年ぐらいは結構頻繁にぶつかり合うことがありました。
須藤:さっきも言いましたけど最初は父親としての自覚というものはなかったし、「なんで?」って思ってしまうことも多かったんです。でも今はお互い理解し始めて、あんまりぶつかり合うこともなく、過ごせていて。

家族旅行で行ったディズニーでの奥さんとの写真
須藤:きっと嫁には我慢してもらっている部分もたくさんあると思うんですよ。ただ、撮影で1週間家を空けたりみたいな、仕事の影響で僕の時間が作れていないときも支えてくれていて。だからそういうことに関しては、本当にありがたいなって思っています。
須藤:子供の子育てで一番大変な時期は本当に最初の方で、そんな時期に1人で任せてしまっていました。それでも今、理解し合ってやっていけてるのは、そんな身勝手な僕をたくさん許してきてくれたからだと思います。本当に感謝しかないです。

娘をあやしてる奥さんの写真
ー須藤さんにとって家族の存在とはどういったものでしょうか。
須藤:かけがえのない存在、大切な存在っていうのは大前提です。絶対に守らないといけないなって思います。あとは悲しませたくないですね。
須藤:だから嫁には「俺より長生きするなよ」って言ってます。やっぱ残される側の気持ちって本当に大変だと思うので。それに、子供が立派に成長したら、もう好きなようにしなさい、美味しいものいっぱい食べなさいって言ってます。
ーそんなご家族との1番の思い出はございますか?
須藤:僕は今1年に1回桜を見に行くことが好きで、やっぱ1年に1回来るその桜で写真を撮って、子供の成長を見たいなっていう。これが1番の楽しみです。

2024年に撮った花見の写真
ー年末年始の家族旅行はいかがでしたか?
須藤:家族とのディズニーはすごく楽しかったです。ディズニーの雰囲気がすごいなって改めて気付かされて、感動しました。人気がある理由がわかりましたよ。

年末年始に行った家族旅行 inディズニーランド
須藤:それから温泉旅行にも行きましたね。旅館に関しては、本当にゆっくり過ごしたかったし、過ごしてもらいたかったので。嫁にはマッサージ受けてもらったり、僕は夜1人で温泉に浸かったり。のんびりとできたので、楽しかったですね。

年末年始に行った温泉旅館 in鴨川市
ー今後ご家族で行ってみたい場所はございますか?
須藤:銀山温泉とかですかね。自然と同化しているような場所に行きたいです。自然とか、豊かな場所が大好きなので。海外とかもいいんですけど、やっぱり家族でゆっくりできるっていうのが1番ですね。
須藤:それに子供も自由に遊べる。もちろん子供にも色んな景色を見せて世界を知って欲しいですね。
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ー動画クリエイターとして活躍する彼が持つ”父親”という一面。
我々があまり触れることのできなかった部分には、須藤祥という人間、そして1人の父親としての生き方を感じることができた。
彼が発する言葉や表情から、いかに家族が大切でかけがえのない存在なのか、どれだけ愛おしい存在なのか、身に染みて感じられるだろう。

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