撮影の裏側ー
2024年9月、だいにぐるーぷは『PEDRO1週間逃亡生活』の企画において、日本全国を逃げ回った果てに、アユニ・Dに3年前のリベンジを許した。
この1週間に渡る激闘の記録は、だいにぐるーぷの公式YouTubeチャンネルにて配信中である。しかしながら、2時間越えの本編に使用されているのは、7日間の撮影期間でのごく僅かな出来事だ。つまるところ、本拠地・千葉を飛び出し、新しい街を訪ねたメンバーが見せた“顔”を知っている者は、ほとんどいない。そう、カメラマンを除いて…。
今回は、本撮影において、5人の男たちに同行したカメラマンが登場する。1週間という時間を共有した彼らが語る、だいにぐるーぷとは。
カメラマンから見た
だいにぐるーぷー
奈良 遼太郎(担当:飯野太一)

奈良 遼太郎(正面左側の人物)
“気遣いの鬼”という異名を取るカメラマン。今回が初参加となった中、その社交的な能力を遺憾無く発揮し、メンバー随一の“ミステリアスな男”こと飯野を懐柔したとして、ファン界隈で一躍話題となった。
ー今回の撮影で大変だったこと、気を付けていたことを教えてください!
初参加ということだったので、今までのクルーメンバーとは別の視点、新しい風を吹かせられるように、撮影時も距離感を大切にしていました。また、いつ何が起きるかわからない、台本のないクルーだったので、1週間分の着替えと、機材を持っての全力ダッシュはフィジカルが試されました。
ー撮影期間中の印象的なエピソードはありますか?
同行したメンバーの色々な二面性を見れてステキでした。とにかく時間があれば一服していた飯野さん、名古屋2日目朝からホテルにGoProを置き忘れた飯野さん、そして2日目の闇夜に消えていった飯野さん等々…。
ー撮影期間中の休戦時間の過ごし方を教えてください!
飯野さんと飲んだ、名古屋の朝コーヒー美味しかったっす(その後忘れ物してたけど)。沖縄夜の打ち上げは、みんないろんな肩の荷が降りて、ざっくばらんに話し合えた最高の男飲みの時間でした。

確保された当日に沖縄で行われた撮影の打ち上げ
ーカメラ越しに見る『だいにぐるーぷ』は、どのように映りましたか。
撮りたい、と思わせてくれる人たち。ピークはこの辺りかな、というところから一踏ん張りできたり、要所要所で手詰まりそうなときも、そこからメンバーそれぞれの個性が発揮されて予想できない結末になったりと、仕事を忘れて、その瞬間瞬間を収めたいと思わせてくれる不思議な力のある人たちの集まりでした。ビデオを片手に、手持ちのカメラで自然とシャッター回数が増えていってしまう不思議な魅力のあるチームでしたね。一部のヘビースモーカーと、ドランカーが心配ですが、カッコいい背中を持つ人たちなのは違いありません。
佐川 拓(担当:土井谷誠一)
以前からだいにぐるーぷと関わりがあった他、今は亡き "いせぶた(異星人と囚われた雌豚)”を支えた功労者でもあり、ファンにもお馴染みのカメラマンだ。
ー今回の撮影で大変だったこと、気を付けていたことを教えてください!
初日は無一文ということもあって、寝泊まり用の荷物とカメラを抱えてひたすらに歩いたことが、身体に応えました。逆に言うと、2日目以降は交通機関の移動があったので、比較的楽でした(笑)。 あとは、どこまで口を出していいのかという部分でも悩みました。あくまでも、メンバーvsアユニDさんの企画なので口を出してしまうと企画としてどうなのかなと。
ー撮影期間中の印象的なエピソードはありますか?
1週間通してですと、Xでのファンの皆さんの居場所特定がとてもすごいなと思いました。ほんの一部分の映り込んだ情報のみで、正確な位置やお店を特定する探偵並みの力は、正直だいにのファンはなかなか気持ち悪いなと思いました(笑)。それから、2日目の福岡で泊まったホテルが囚人部屋みたいなところで、あそこのベッドがかなり固くて、翌朝をバキバキな体で迎えました…。

アユニ・Dもこたえた福岡の貧乏宿
ー撮影期間中の休戦時間の過ごし方を教えてください!
休戦時間は、各々が自由に過ごしていました。僕は多く話す方でもないし、お互い逃亡生活で疲れているだろうから1人の時間を満喫してた感じですかね。強いて言うとしたら、福岡滞在の時は美味しい水炊きのお店に行けて、全国を回ってる感が出ましたね!
ーカメラ越しに見る『だいにぐるーぷ』は、どのように映りましたか。
僕は東京逃亡でもカメラマン(西尾担当)として参加させていただきましたが、今回の土井谷も同じことが言えたのですが、面白そうなことであればそれをしっかりやり遂げる精神に感動しました。最後にもう一度だけBuSHを見たいです。
谷口 翔(担当:須藤祥)

谷口 翔(正面左側の人物)
須藤に同行したのも、“常連組”となる谷口だ。服部彰浩(裏方スタッフ)の紹介で、東京逃亡の撮影に参加すると、カメラをブラさない“人間ジンバル”として大絶賛されたのだが、今回は「撮影した素材を見返したら、しっかりとブレていましたね。メンバーのみんなに『手ブレしないという理由だけで呼んだのに何やってんだ』と怒られました。本当にすみません」と反省の弁を述べている。
ー今回の撮影で大変だったこと、気を付けていたことを教えてください!
須藤さんはとにかく色んな場所に移動して強盗したり、捜査班を煽ったりと活動量がとても多かったので、シンプルに体力面で超ハードでした。
ー撮影期間中の印象的なエピソードはありますか?
須藤さんは、隙あらばタバコを吸おうと躍起になってました。
ー撮影期間中の休戦時間の過ごし方を教えてください!
食事やホテルは基本的に同じで、宿泊代は岩田さんがすべて払ってくれていました。休戦時間はひたすら映像のデータ整理をしていた一方で、須藤さんはゴロゴロしながらTikTokを見ていました。
ーカメラ越しに見る『だいにぐるーぷ』は、どのように映りましたか。
カメラが回ってないときのメンバーはとても優しくて面白い素敵な人たちなんですけど、一度カメラが回ると表情がガラッと変わります。一瞬で一流の役者になるんです。僕はあの瞬間の感動を生涯忘れません。
櫻井 智輝(担当:西尾知之)
過酷さが約束される西尾の担当には、初参加の櫻井が就くことになった…が、初日から野宿、2日目には羽田空港までの約20キロ徒歩と、フィジカル重視の撮影に振り回された結果、4日目の昭島スタジアムを舞台にした攻防戦にて肉離れ。無念の戦線離脱となってしまった。
ー今回の撮影で大変だったこと、気を付けていたことを教えてください!
1日目、2日目と機材を持ちながらの移動は想像以上に大変でした。初めての参加で分からないことだらけだったので、西尾さんに色々お聞きしながら撮影するように、心がけていました。また、ケガをしないよう気をつけていたつもりでしたが、しっかりケガしました。(ご迷惑をおかけしてすいませんでした)
ー撮影期間中の印象的なエピソードはありますか?
2日目ですね。拠点から羽田空港までの徒歩移動は一生忘れません。スタート時は西尾さんとファンの方のやりとりを聞きながら楽しく歩いていましたが、だんだんといつまでついてくるねん、という恐怖を感じました(笑)。最後は逆に、一緒に空港までたどり着いた達成感で感動しました。ファンの方の熱量がとても高くて、愛されてるグループなんだなと改めて実感しました。
ー撮影期間中の休戦時間の過ごし方を教えてください!
データの整理と洗濯をして、あとは自由に過ごしていました。食事代はすべてだいにさんに出していただきました。2日目の夜、北海道のやよい軒で飲んだビールは歩き疲れた体に染み渡りました。
ーカメラ越しに見る『だいにぐるーぷ』は、どのように映りましたか。
とても絵になる皆さんで、撮影していて楽しかったです。頭の回転が早く、完成イメージを想像しながら臨機応変に撮影する姿がかっこよかったです。
穴澤 洋(担当:岩田涼太)
東京逃亡で飯野を担当したひろしは今回、逃亡者側を牛耳り、最後に確保された岩田に同行。ベールに包まれている、“IQ145の男”が暗躍した1週間の全貌を誰よりもよく知るカメラマンだ。
ー今回の撮影で大変だったこと、気を付けていたことを教えてください!
毎日撮影後に、編集ソフトでGoPro、カメラ、音声の音合わせをするのが一番大変でした。椿山荘で岩田にカメラ渡して1人で撮ってもらったら、見事に音入ってなくて、インサートとして使われてましたね。岩田が泊まるホテルはどれも高いホテルだったので、どうやってラグジュアリーのインサートを撮影するかにも気を付けていました。
ー撮影期間中の印象的なエピソードはありますか?
BuSH完全結成時の岩田は本当に見てられなかったのに、頭の回転の速さはメンサレベルでめっちゃ驚きました。あと、岩田は隙があれば風俗に行こうとしてました。
ー撮影期間中の休戦時間の過ごし方を教えてください!
毎晩、ご飯はメンバー、カメラスタッフと食べました。宿泊代はすべてだいに持ちで、ホテルも綺麗で東京逃亡より待遇が良くなっていた。スイートルームには泊まらせてくれませんでしたが…。

カメラマンは泊まることができなかった大阪での高級な宿
ーカメラ越しに見る『だいにぐるーぷ』は、どのように映りましたか。
とにかく、皆さん撮影になったときの頭の回転の速さが凄い。常にエンタメや映画などを考えながら見ていないと、あの回転の速さには至らないと思います。その企画をいかにカッコよく撮れるか、カメラマンとしても撮りたくなるような撮影でした。

エンディングシーンの撮影時の様子
だいにぐるーぷは、訪ねた街でご当地グルメを食らい、酒を飲み、タバコの煙とともに心のもやもやを吐き出す人もいれば、風俗で(自主規制)…する人もいる。きっと、“普通の日々を謳歌してるで賞”なんてものがあれば、間違い無く受賞しているような男たちの集まりだった。
ただ、一度撮影が始まれば、YouTuberとしての顔を覗かせる。そのギャップから生まれる魅力は、とても極上なもの。我々視聴者だけでなく、カメラマンさえも“撮りたい”と、“カッコいい”と惹きつけているのだから。
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■メンバーシップでPEDRO1週間逃亡生活の裏側を配信中!
限定動画 Vol.336|PEDRO逃亡カメラマン達による振り返りトーク