だいにぐるーぷの
スタッフとはー
だいにぐるーぷは、岩田・土井谷・飯野・西尾・須藤の5人のメンバーに加え、安西・永徳・大野・服部の4名のスタッフにて構成されている。
動画に登場し、リーダーや各役職等が紹介されているメンバーではあるが、だいにぐるーぷにはそれら以外の仕事も、もちろん存在する。
今回は、そんなスタッフ達が携わる仕事や心情を紹介する。
永徳 隼也(えいとく じゅんや)
「経理」と「総務」を兼任し、だいにぐるーぷでのバックオフィスを担っている。
メイン作品では、動画上に登場する備品などの装飾を製作する「美術」も担当している。
大野 菜摘(おおの なつみ)
「イベント」と「グッズ」の担当を兼任し、だいにぐるーぷにおける興行部門を主に担当している。
メイン作品では、上記の永徳 隼也のサポートを行い、備品の発注や外部とのやり取りを手がけている。
だいにぐるーぷを
支えるとはー
2017年4月22日にYouTubeを始めただいにぐるーぷは、今やYouTuberとしての金字塔である登録者数100万人達成に加え、メインチャンネルの先行上映会や交流イベントにおける企画・制作・運営に至るすべてを自分たちでやってのけてしまう程に成長した。そしてその過程には、誰ひとり欠かすことのできなかった“4人の立役者”の貢献がある。今回は、中学校の同級生から、唯一無二のYouTuberにまで上り詰めただいにぐるーぷを支える、裏方スタッフに迫った。
「だいには1から10までの全部を自社でやる中で、私やじゅんやも初めは素人だった」と、大野菜摘(以下:なつ)は振り返る。だいにぐるーぷにおける自身の役職については「主にイベントの全体管理・進行、グッズの制作を担っています」と言及。対する永徳隼也(以下:じゅんや)は「経理や会社関連の色々な手続き、事務的なことをやっています。あとはメイン編集も。まぁ、ザ・裏方という感じです」と語った。
自分たちで作った映像を映画館で上映する、という夢をかねてから見続けるだいにぐるーぷ。これをグッズやイベント、運営といった側面から実現させるのが両者だ。アイドルやYouTuberとして演者側の経験を備えるなつと、同級生という確固たる関係性のじゅんやが、だいにぐるーぷの過去と今、そして未来に思いを巡らせた。
今回の主役の永徳 隼也(左)と大野 菜摘(右)
ーまずはだいにぐるーぷに加入した経緯を教えてください。
じゅんや:ちょうど就活していた時期に、飯野(太一)と須藤(祥)の2人に一緒にやらないか、と声をかけられたことがきっかけですね。当時は、やりたいことが決まってない中無理やり就活をしていた状況だったので、YouTubeへの誘いは率直に面白そうだなと思って、その場で入りたいと言いました。その後、岩田(涼太)、飯野、須藤の4人で飲みに行って、そこで正式に加入となりました。
じゅんや:ただそれを親や兄貴に言ったら、めちゃくちゃに反対されて。母親はいいんじゃないって感じでしたけど、兄貴とかは結構反対してました。それで、人生イチの兄弟喧嘩みたいな事態にまで発展して、ちょっと気まずいままだったな。
じゅんや:会社に一旦入ってから、だいにもやればとかも言われましたが、ただそれはだいにが安定したからそっちに移ったという捉え方もされると思って。とにかく最初からみんなとやりたかったです。
当時を振り返るじゅんや
じゅんや:今は家族も大分認めてくれています。飯野に入るタイミングで、「泥舟に乗ったな」、「お前はもう終わりだよ」みたいなことも言われましたけど、今この歳になって、(加入から)4〜5年経って、ファンの方がクルーで、僕らは船という関係性で、全然、沈没船になってなくて良かった。めちゃめちゃこの船は成長してて、感慨深いです。
なつ:私は仲間とYouTubeをやってて、当時のメンバーと安西(拓海)が知り合いだったことから、だいにと出会い、地元が近かったのもあって意気投合したのが始まりです。当時は、私たちの活動が上手くいっていない反面、だいにが心霊でバチコーンと当たった時期で、そのグループのリーダーとして岩田を尊敬してましたし、うちのチャンネルを伸ばすにはどうしたらいいかを相談してましたね。
昔なつが所属していた「Seventh Fullset」
なつ:岩田からの提案で、あんざ…宇宙人も加入したんですけど、結局目標には届かず。ただ、岩田からも将来的には会社化を目指す、その中でグッズ展開も考えているという話が挙がり、私がアパレルとかで服を売ったりするのも好きだったことを知っていたこともあって、女性の知識が欲しいから一緒にやらないか、と声をかけてもらいました。
ー男性だらけの職場での気苦労はありましたか?
当時を振り返るなつ
なつ:めっちゃ大変でした笑。
なつ:ただ、だいにって動画上だと色々細かいことで揉めてたり尖ってたり、ごちゃごちゃやってるイメージがあると思いますけど、実際はそんなに否定をしてくるタイプではなくて。私が入ったこともすんなり受け入れてくれたし、グッズは自分たちの分野じゃないことから、私の意見を尊重してくれることも多くて、仕事面でのやりづらさは感じたことがないですね。
なつ:どっちかという日常生活…。トイレや洗面所、台所とか、これが男だけで生活する環境か、みたいな。今は須藤やじゅんやが綺麗にしてくれてますけど笑。
トイレの汚さで盛り上がる様子
じゅんや:初代のトイレはやばかったね笑。
なつ:最初の頃は、私が綺麗にしなきゃと思ってましたけど、洗面所を掃除した時に蕁麻疹が出ちゃって、「あ、もう無理だ。」となったのを覚えてます。それからは男の生活に自分がシフトしていこうとなりました。
ースタッフから見て、だいにぐるーぷのメンバー同士の関係性はどうですか?
メンバー同士の関係性について話すなつ
なつ:俺が主人公やりたい、というのがないってのは、だいにぐるーぷの良さだと思います。アイドルを経験してたから余計にね笑。だいには演者なのに、「次の企画は〇〇が主人公です」となると、「オレっ!?」みたいな感じだから。お互いに、この企画はこいつが適任だよなって認め合ってる感じがして、グループとしてすごくいいですね。
ーYouTuber仲間、同級生という立場から、だいにぐるーぷにスタッフとして加わり、早いもので4〜5年が経ちましたが、メンバーやグループとの関係性は変わりましたか?
なつ:これはいい意味で、あんまりプライベートで遊ばなくなりました。大人になったって感じですかね。前は友達感覚で、だいにと遊んだり、出掛けたりすることが多かったんですけど、最近はみんなが自立したこともあって、だいにで働いて、プライベートは自分の女友達と遊ぶみたいな。
なつ:みんなは結構集まっているかもですけど、私は友達感覚から仕事にシフトしたところがあるので。もちろん、帰ってくる場所、心の拠り所がだいにであることには変わりがないです。
ツッコむじゅんや
なつ:まぁ、みんなが大人になって夜の店とかいくようになったせいもある。
じゅんや:休みの日まで夜の店行かないだろ笑。
なつ:出会った頃は、「今日、キャバクラに社長が連れてってくれるって」、「えっ、お前キャバクラに行くの?」とそういうものが新鮮だった時で。今でもそんなに行くわけではありませんが、連れてってもらうところから、自分たちで行ったりするようになりましたね。
何かに気づいた様子のじゅんや
じゅんや:俺、だいにとしか遊んでねぇ…笑。
ー長年の付き合いだからこその、グループとしての在り方なのかも知れませんね。では、そんなだいにぐるーぷを今後はどのように支えていくのかもお聞かせください。
なつ:だいに全員がプライベートでご飯行く時に、毎度、高級料理店に行けるような給料にすることですかね。要するにみんなでお金持ちになりたい笑。
なつ:お金を直接的に生む機会が多い役職なので、お金をより多く生み出したいなと日々考えていますし、生み出せば生み出すだけ、企画費が上がっていいものが作れたり、イベントの規模や内容が拡大できて、それで視聴者の方も楽しみが増えるという、良いルーティーンになるかなと。
だいにぐるーぷのこれからを考えるなつ
なつ:みんなのお財布が潤ったら、大好きなギャンブルもいっぱいできたりとか、みんなでご飯行こうぜってなった時にも、ちょっといい店に行けたりとか。イベントも、全国ツアーじゃないですけど、上映会を全国展開したいとは思っているので、それを目標として持っています。
支え方について話すじゅんや
じゅんや:みんなよりは器用な部分があるので、そこをなんか緻密な作業とか、メンバーのみんながやりたいことをできるような土台づくりをしていけたらと思います。
じゅんや:今後、企画はさらに大きくなっていくだろうし、それをどうやって実現するのか、というのを僕たちスタッフの立場からも力になっていきたい。僕は根っからの裏方気質なので、そこを上手いこと生かして貢献できたらとは常日頃思っています。
ー最後にファンのみんなに一言ください!
盛り上がる会話の様子
じゅんや:結構、スタッフにまで目を届かせてくれるのは嬉しいよね。
なつ:もう、同じことを言おうとしてた笑。
なつ:これはファンだけじゃなく、メンバーにも言えることなんですけど、普通はこんなにも裏方がピックアップされることはないんですよ。
なつ:それこそ他のYouTubeさんと会うと、(スタッフさんが)カメラに映らないように端っこにいたりする中で、だいにが私たちにポジションを与えてくれたことを幸せに思いますし、それを受け入れてくれる視聴者のみんながいる環境にも恵まれているなと。だから、いつもありがとうって伝えたいです。
ー裏方スタッフによるプレミアムラジオ「ウラかただじお」は、メンバーシップ内の人気コンテンツですもんね!
ウラかただじおの印象について話す様子
じゅんや:服部(彰浩)が一生、ちょけてるアレね。
なつ:安西もだよ笑。服部はずっといっつもちょけてる。
なつ:じゅんやは嫌がるかもしれませんが、今、(スタッフの)席が横並びで、ラジオの雰囲気を見てもらえればわかると思うんですけど、じゅんやもその会話に混ざったりしてて、前よりスタジオが少し明るくなった気がします。
再度ツッコむじゅんや
じゅんや:それ何目線?お母さん目線なの?笑
なつ:とにかく、裏方の仲の良さが伝わるのはすごく良いと思います。ほぼ、素のまんまですが、あれが素だと行き過ぎてると思われそうだから、2段階ぐらい演者モードの私たちが見られるラジオと言っておきます笑。
裏方スタッフとは言うならば、だいにぐるーぷのリーダー・岩田の頭の中にある壮大な夢を実現させる建築士のような役職だ。彼らはこの先、さらにブラッシュアップされる設計図に挑んでいくことになるだろう。
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