こだわり抜いた
メンバーシップ会員限定グッズー
2月18日に行われたイベント「メンバーシップ感謝祭2024」の物販にて、ファンの前に初めて姿を現した今回の「メンバーシップ会員限定グッズ」。それは、これまでのグッズとは異なる方向性、且つ様々な新しい取り組みの中で制作されていた。
今回販売されたメンバーシップ会員限定グッズの「ラインナップ」
今回発売されたのは、「メンバー個人Tシャツ」と「会員限定カード」の2つのアイテム。
今回販売2つのアイテム。
メンバー個人Tシャツには、胸元に各メンバーのアイコンを施し、各メンバーのキャラクターに沿ったカラーで展開された。
胸元に各キャラクターのアイコンが施された「メンバーTシャツ」
また襟元と袖元には、感謝祭でも発表されただいにぐるーぷのメンバーシップ会員の総称である“DAI2 CREW”の文字が刻印されている。
襟元と袖元に刺繍で刻印された“DAI2 CREW”
会員限定カードでは、これまでのグッズでは使用したことが無かった、真鍮を素材とした金属製のアイテム。こちらにも同様に“DAI2 CREW”の文字が刻印されている。
会員の証として刻印された“DAI2 CREW”
さらには、グッズとしての販売ではなく、購入金額に応じてもらえる特典として配布された“レジ袋風のエコバッグ”も、新たな試みとして取り入れられた。
10,000円以上の購入者への特典として配布された「エコバッグ」
“DAI2 CREW”の文字が、これを身に着けることで、よりだいにぐるーぷのメンバーシップ会員を象徴する証となってくれるだろう。
あなたの毎日に
「だいにぐるーぷ」を。
津田沼の居酒屋で、グッズ担当者に突然任命されたスタッフのなつ。
その日から4年間、グッズ担当者として走り続けてきた。
「グッズを作るのは、お金のためじゃない」と語る彼女の、グッズにかける思いや、願い、戦い、そして今後の展望とは?ここだけの裏話も満載の単独インタビュー。
今回のインタビューイーのグッズを担当しているなつ
ー先日の「メンバーシップ感謝祭2024」ではメンシプ限定グッズを初めて販売しました。
なつ:メンシプ限定のグッズは出したいなと思ってたので、嬉しかったですね。広い範囲で今まで作ってたものが、メンシプ限定に絞れたので、やりたいと思ってたものが実現できるっていうのがすごく嬉しかったです。
今回の結果を語る様子
ーその手ごたえは?
なつ:これ本音で話すと、売れ行きが私の想像よりはちょっとイマイチだった…(笑)。仕入れる数量がちょっと少ないかなと思ってたんですけど、結果的にはちょうど良くて、人気から売り切れ続出って感じにできなかったのが、グッズ担当としては悔しい結果というか。皆さんのニーズに沿ってなかったのかなと。
メンバーを前面に押し出した今回のTシャツ
なつ:例えば、個人のメンバーTシャツとかは結構アイドルっぽいというか、そういう要素が強い商品だったので、その中でも「だいに」っぽさを残したつもりだったんですけど、個人というよりは「だいにぐるーぷ」らしさ全面にふりきったグッズの方が、単純に求められているのかなっていう感想ですね。でもそれは、「だいにぐるーぷ」として良い視聴者を持ってるってことなんだなって思いました。
ーDiscordで今回販売されたものやこれまでのグッズについて、ヒアリングも行いました。その感想は?
Discordで行われた、購入者を対象とした「グッズヒアリング」
なつ:素直に言うとギャップがありましたね、思ったより。やっぱり私に直接届いてくる声って、積極的に「あんなのが欲しい」「こんなのが欲しいです」というものが多いんですけど。積極的な方たちの意見というか、そういうのが自分の中で全てだって思い込んでたのかな。そういう意味でニーズとのギャップは感じました。
グッズ担当になったきっかけと
“だいにぐるーぷ”らしさとはー
ーなつさんがグッズ担当になったきっかけは?
なつ:「だいにぐるーぷ」のグッズ第2弾の時から私は関わっていて。4年前くらいに、津田沼の居酒屋で岩田と安西と飲んでて、「ちょっとグッズ手伝ってくんない?」みたいな感じで声をかけてもらいました。
ーその時の気持ちは?
なつ:元々アパレルでアルバイトをしていたこともあって、服の良いところをお客様に伝えるということが好きで。あとどれだけ今季注目のアイテムをたくさん売れるかみたいな、アパレルの知識が生かせたらいいなと思いつつ、最初は自分の作りたいものが作れるかもと思って、「やりたい!」って言ったのが始まりでした。
グッズ担当になった経緯を話す様子
ーこれまでで一番印象深いグッズは?
なつ:ゴーストタウンTシャツですね。もう思い出すのも辛いんですけど(笑)。というのも、まずイラストレーターでデザインを作るんですけど、ほとんど触ったことがなかったんですよ。まずその操作方法を覚えるのがすごく大変でした。あと相談しながらデザインを作ってたんですが、デザインが全然決まらなくて。ようやくデザインが決まってそれを形にする作業を始めたのが、提出期限の当日で...。
オリジナルのデザインを施した「ゴーストタウンTシャツ」
なつ:普通、Tシャツの業者さんって17時ぐらいにはもうクローズなんですけど、本当にいい業者さんと巡り合えて、出来るまで待つって言っていただけて。結局何度も修正を繰り返して、最終的に提出できたのが、翌朝の5時ぐらいで...。時間に追われると共に、業者さんへの対応など、自身の不甲斐なさも含めて、あの時を思い出すのは今でも辛いですね。
当時を振り返る
ーグッズ担当者としての悩みを教えてください。
なつ:自分の販売したいものと、グループのブランディングとのギャップですかね。
ー「だいに」のグッズのブランディングとは?
なつ:「だいに」らしいクオリティにこだわったものを、要するに、ただ「だいにぐるーぷ」のロゴをつけただけじゃない、グループの活動の軸となっているメインの動画に何かしら関連づいた商品ですね。「だいにぐるーぷ」は動画のクオリティにこだわっているので、グッズも同じくそれに沿ってなきゃいけない。品質はもちろん、値段もそこそこにして、かわいさよりも実用性を求めるみたいな。自分の作りたいものよりも、そのブランディングを考えるっていうところが大変だな、と思ってます。
グッズを作る際の葛藤
“日常にだいにぐるーぷ”をー
ーグッズを作る中で、メンバーとぶつかったりもする?
なつ:男性グループの中で働いてたりすると、女性目線の意見って1人になってしまうので、よく1人で戦うことが多いんですよ。
ー例えばどんなグッズで?
なつ:印象深いのはカレンダーですね。カレンダーは、メンバーからの反応は良くなかったんですよ。「何かちょっとアイドルっぽいじゃん」みたいな。自分たちの外見とかを使ってグッズを売るのはアイドルっぽいし、グループのブランディングと外れてるってことだったんですけど、私の中ではそうではなくて。
こだわりから販売した「2023カレンダー」
なつ:日常の中で使えるアイテムを出すことで、皆さんの生活の中に「だいにぐるーぷ」の要素が入ってくることや、カレンダーを1ヶ月ごとにめくったりするような、何気なく普段やることが「だいにぐるーぷ」に繋がるってことを大事にしていきたい。ちょっと嫌な事があったって、何気ないその一瞬で、自分の好きなものとか、好きな人のことを考えられる時間が作れるように。そういうところからカレンダーはどうしても出したいって思って、「これはもう絶対喜んでもらえるから、出させてくれ!」って言って、ゴリ押しで販売できたカレンダーだったんですよね(笑)。ただ買ってくれた方からの評判は本当に良くて、喜んでもらえたのが実感できて、本当に作れてよかったなと思います。
受注生産で販売した「2024カレンダー」
ーなつさんのグッズ作りのモットーとは?
なつ:私は唯一視聴者と距離が近い存在なのかなと思ってるんですよ。視聴者の方々が日頃思ってることとかをすくい上げて、「だいに」側に持っていける存在なのかなっていうのをすごく思ってるので、グッズに関してもそうだし他のイベントとかもそうなんですけど、視聴者の声をちゃんと「だいにぐるーぷ」に届ける役回りはすごく大事にしています。
いかに視聴者に寄り添うかについて話す様子
なつ:あとは、「だいにぐるーぷ」って販売しているグッズが結構値段が高いんですけど、利益や実績を追い求めて販売するわけじゃないってところ。そもそもそんなに黒字になってるかというと...(笑)。「だいに」のグッズは品質にこだわってるので、サンプルの取り寄せにめちゃくちゃ投資するんですよね。だから利益は全然なんですよ。
お金を作りたいからとか、アパレルとしてブランド化したいとか、そういうところではなくて「だいにぐるーぷ」が作りたいものを作ってるんだよっていうのが伝わったらいいなって思います。
ーグッズを買ってくれたファンへのメッセージを
なつ:いつも、グッズをご購入してくださりありがとうございます。私は皆さんの期待にどれぐらい応えられてるか本当にわからないんですが、皆さんが喜んでくれることが、私の中では一番大事です。
なつ:なので、ちょっとでも皆さんの気持ちに寄り添えてるものが作れたら私も嬉しいですし、今後グッズを発売したときとかに「こういう思いがあるんだろうな」とか「こういうコンセプトがあって、こういうのを作ったのかな」とか、ちょっとグッズのことを考える時間を作ってもらえれば、本当に嬉しいなと思います。
これまで販売された沢山のグッズは、彼女の戦いの記録であり、視聴者への思いがこもったラブレターでもある。嬉しい時も悲しい時も、お家でも外出先でも、そのグッズを身に着けることで、「だいにぐるーぷ」があなたの毎日に寄り添ってくれるだろう。